ブレインストーミング

ブレインストーミングについて、参考になったのでメモ。

ブレインストーミングの10か条

 「批判しない」、「時間を区切る」といったルールはアタリマエかもしれないが、なじみのない原則が目を引いた。「視線を泳がせろ」や「メモは取るな」というルール。ブレストは歩きまわって意識を切替ながらすべきだし、メモは記録係(トラッカーと呼ぶ)にまかせて集中しろ、という。見出しだけ引用する。

1. 批判しない
2. 誰でもいい
3. かぶってもいい
4. ゴールをクリアに
5. 時間を区切る
6. 場所が大事
7. ポジショニング
8. とにかくしゃべれ
9. 視線を泳がせろ
10. メモは取るな

「プロジェクト・ブック」はスゴ本

ブレストの悩みは、パソコンを持ち込むばっかりに、途中でパソコンの方に目がいってしまって、アイディア出しに集中できなくなること。
これにより、7, 8 が疎かになってしまう。
とはいえ、サイトを見ながらのブレストも必要なので、パソコンは皆が見る用のみ。つまり、プレゼンター 1 人だけが持つ形にして、後の人はアイディア出しに集中すべきでは、と思う。どんなブレストにおいても。

それから、10 が大事。
どんな会議においても取り入れていきたい。アイディア出しはアイディアを出すことに注力すべきであって、メモを取ることが重要なのではない。とは言え、どうしても後で参考にしたいこともある。ここで登場するのがトラッカー。

トラッカー重要
プロジェクト全体を見渡しながら、現場で生まれるあらゆる情報の軌跡を追い、記録していく仕事。
レビュー報告書だとか進捗報告といったテンプレート的なドキュメントはあるが、構造づけて整理し、いつでも再利用できるようにするところは注目すべき。
メタレベルな視点は、現場にもまれているプレイング・マネージャには不可能だろう。

トラッカーをチームに加えよう。トラッカーは決して後ろを振り返るための仕事ではなく、前進するための推進力を生み出す仕事であると心得よ。

もし、トラッカーがいて、その人が後から参考になるメモをとっておいてくれるならば、アイディア出しに集中できるのに、と思うことも何度もあります。

議論を「あなたvsわたし」の構図から、「問題vsあなた+わたし」にするツールとして、ホワイトボードよりも強力なものを知らない。

究極の課題はここ。
「問題vsあなた+わたし」の状態にできるまでが一歩。そして皆が集中してブレストができれば最高と。