Google の携帯電波オークションへの参加を巡って

Google の携帯電波オークションへの参加の情報が錯綜している。

Wall Street Journal によると、Google に近い筋は、来る金曜日に Google は 700 MHz 帯域の携帯電波オークションへの参加を表明するという。

http://jp.techcrunch.com/archives/google-to-announce-wireless-spectrum-bid-friday/

これに伴い、携帯電話の電波帯域について調査してみた。

3G 携帯電話は当初、世界中どこでも使えることを前提として規格が作られた。
当然、利用する周波数帯域も 2GHz 帯に統一される予定だった。ところが、問題は米国に起こった。「(2GHz 帯を)PCS に割り当てて、しかもオークションにかけて売る」(伊藤氏)。これにより、2GHz 帯に世界共通の周波数はなくなってしまった。

米国は 1996 年、全国をBTA(基本通商地域)と、複数の BTA からなる MTA(主要通商地域)に分け、MTA の周波数帯をA、Bバンド、BTA の周波数帯を C〜F とし、1850MHz〜1990MHz 帯を六つに分けてオークションを行った。

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/0309/16/n_denpa.html

日本ではあっさり 2GHz 帯域で統一されている。